かねてからやろうやろうと思っていたベアリング交換ですが、この度パーツが揃いましたので
休みを利用して交換してみました。必要なベアリングはコチラ↓

フロント 6906 両シール / リア 6205 両シール / スプロケハブ 3205B 両シール
あえて両シールと記したのはメーカーによって記号が違うからです。
NTNはLLU、NSK(日本精工)はDDU、NACHI(不二越)は2NSといった感じ)

スプロケハブに使われているベアリングは通常の深玉軸受けではありませんので、下手な代用品は使わないように!
これは複列アンギュラベアリングというもので、ラジアルだけでなくアキシアル方向の力にも対応するんだとか。
ちなみ今回買った3205BベアリングはINAというドイツの一流ブランド品です。
購入は通販です。下手にベアリング屋に行くよりも、確実に安く手に入ります。

まずはコチラ。ベアリングプーラーと呼ばれるベアリングを引き抜く為の特殊工具(SST)です。
これは海外製の安物ですので精度も低く、簡単に一部が壊れましたw
さっそくベアリングを引き抜く作業です。リア周りを分解してスプロケハブを外しました。このベアリングを抜き取ります。
このようにセットしてベアリングを抜き取ります。まずはベアリング内部に圧入されているカラーを抜きます。
抜き取りにあたり、足が短かったのでビットを下にかませました。近々長い足をワンオフで作ろうと思います。
こうなるとはじめからハスコーを買っておけばよかったなと思いますねw
抜き取りました。圧入されているにも関わらず、ずいぶんとあっさり抜けました。さすがはSST!
続いてベアリングそのものを抜き取ります。ここで使われているベアリングはかなり特殊で相当探しました。
ベアリングはメーカーに注文すれば簡単に手に入るのですが、あまりにボッているのでベアリング屋さんに直接注文。
メーカーだと\6000近くする「複列アンギュラベアリング」がなんと\2500でした!
このベアリングの品番はメーカーですと3205Bというものです。私は3205-2NSという同等品を買いました。
お次はホイールに圧入されているカラーをを抜き取ります。
毎度のことですが足が短いので下駄をかませます。
ちょうど良いアルミのハンドルスペーサーがあったのでそれを使いました。
さらにベアリング本体を抜き取ります。
反対側も抜き取ります。
今度はホイール用のベアリングを圧入します。このベアリングはNTN製です。
ベアリングのシールを外すと思いのほかグリスが少ないので完全に洗い流しゾイルグリスをたっぷり入れます。
さっそく圧入しました!
写真をとるのを忘れてしまいましたが、やり方はベアリングインストーラーを使ってハンマーで打ち込むだけです。
ただ、今回購入したインストーラーがサイズが合わなかったため結局抜き取ったベアリングを使って打ち込みましたw
さらにカラーも打ち込みます。これはゴムハンマーで打ち込みました。
反対もベアリングを打ち込み、カラーもセットしました。
そしてスプロケハブにもベアリングとカラーを打ち込みホイールにセットアップ!
このとき中のゴムブッシュにシリコングリスを塗ると取り外しがしやすく、ゴムも傷みにくくなります。
完了!これでベアリング交換を終わります。
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